子供を育てていると「子供が言うことを聞かない。」という場面が良くあります。
「子供は言うことを聞かないものなのです。」
なぜなら、子供は、言うことを聞かないといけない理由がわからないからです。または、言うことの理解できないからです。
産まれたすぐは、言葉を話せない、言葉がわからないところからスタートします。そして、少しずつ言葉を理解が進みます。
いつしか、親はもう理解できるでしょうと都合よく考えてしまうのです。言葉は理解できても、まだ、内容を理解できなかったり、時間による制限についてはほぼ理解できていません。
我が家でよくあることは、時間に間に合わないから急いでほしいのに急いでくれないといって怒る場面です。
私はいつも反省するのですが、時間に追われるなら、もっと時間に余裕をもって準備すればいい。予定にゆとりがあれば、怒ることはないのです。
冷静に考えると、結局、親の都合なのです。
結果、怒ったり・怒鳴ってしまい、それがどんどんスカレートしていくのです。そして、子供は言うことを聞かなくなっていく、すれ違っていくことになります。
そんなときは、逆転の発想をしてみましょう。
子供が産まれた頃のように、一挙手一投足を喜んで誉めてみましょう。子供はうれしくなって、笑顔を見せてくれる思います。
さらに、褒めることがエスカレートして行ったら、子供も楽しくなります。
そして、親も楽しくなる。子育てが楽しくなる。気づいた時には、子供が言うことを聞くようになります。
どうしても忙しいときは、時間を決めてスケジュールをこなしたいものです。しかし、予定通りに進行しなければ、腹が立ちます、怒ります・怒鳴ります。でも、そこにあるものは、親の都合であると言うことです。
プラスに回転するように、楽しみながら子育てをすることが大切かも知れません。
日本人は人を褒めることが苦手です。でも、好きな女性とであったときや子供が幼いとき、何か自分にとって大切なときは、人を褒めるのです。
人を褒めることで相手から好かれることにつながった記憶はありませんか?
子供は、親から逃げていくことはほとんどありません。親の私たちの褒める練習のチャンスです。子供を褒めると子供が喜びます。親も楽しい気分になります。
子供を褒めると調子に乗りすぎるときもありますが、そのときは、親の包容力見せどころです。寛大に受け止めてあげましょう。
子供を責めるばかりではなく、親に原因があることがほとんどだと思います。
極論ですが、子育てとは、優秀な子になってほしいと思う気持ちであり、確かに子供のためではあるのですが、最終的には、親の期待であり、立派な大人になってほしい、優秀な大人になってほしい、1人生きていける子になってほしいと思います。
実は、これは全て、親のため・親自身のためなのです。