私が子供の頃は、公園や学校に「うんてい」があるけれど、難しくてなかなか上手くできなかったように記憶しています。
お家に「うんてい」があれば、子供達はいつでも練習できるのではないかと、以前から考えていました。
そこで、思い切って自宅に「うんてい」を作ることにしました。(マンションです。)
最初は、「うんてい」の完成品を購入することも検討しましたが、結構な高額で、もし購入しても大きさがお家にフィットしないかもしれない、丁度良いサイズがなかなか見つからないなどのいくつかの難点があったので思いきれませんでした。
「うんてい」は、普通に生活しているだけだと鍛えられない筋肉が発達します。ぶら下がって体を揺らしながら前に進んでいく、上半身の筋肉を鍛えます。
幼少期に「うんてい」に慣れておくことは学校生活でも有利だと思います。
ということで、「うんてい」のDIYにチャレンジです。
設計
DIYをするには、まず設計が必要です。イメージ図で十分ですが、後で後悔しないように、完成後のイメージなど細かい部分まで考えておくほうがいいです。
どこに設置するか
我が家はマンションなのでそこまでスペースがないため、廊下に設置することが一番長い「うんてい」が設置できる。
でも、お客さんが来たときに邪魔になるので、結局、納戸の入り口に設置することにしました。
長さはいくつにするか?
全長は1.8m〜2.4mが家的にも材料的にも程良い長さかなと思います。
全長は、1.8m〜2.4mぐらいがいい。
高さをいくつにするか?
あまり低いと子供の足がついてしまうし、高すぎると怖い。子供達がしばらくの間遊べる程よい高さ。
また、私の身長が171cm なので頭の当たらず、邪魔にならない高さなどといろいろ考えました。
柱の高さを175cmにしました。
柱の高さは、175cm。
太さ・間隔はいくつにするのがいいのか?
太さについては、太すぎると握れない細すぎないように調べた結果、φ25のパイプを使うのがベストであることにたどり着く。
パイプとパイプの間隔は、200〜250mmぐらいがいいようです。
パイプの太さφ25で、パイプの間隔は、200〜250ぐらい。
柱の上に横架材がのる構造にする。(重要)
柱の上に横架材がのらないと崩れやすくなるので必ず柱に横架材がのる構造にしたほうが良いです。
- 大きさ・・・高さ175cm 長さ186cm 幅70cm
- バーの太さ・間隔・・・バー太さφ25㎜ バー間隔22cm
- 使用材料・・・枠組みは2×4木材、バーはステンレスパイプ
材料の調達
<購入材料の内訳>
・2×4材 2.4m 8本 ¥1,644 (横架材4本と残りはカット)
・2×4材 1.8m 6本 ¥1,968 (柱4本と組み立て時支え棒、予備)
・金物各種 ¥2,986(コーナーやジョイント部分に取り付けた方が良い)
・木工用ボアビット25mm ¥712
・スレンレスパイプ 5本 ¥4,842
合計 ¥12,152
※その他にコーススレッドやボンドなども必要です。
・2×4の木材を使う。
2×4の木材が角も丸みを帯びていて使いやすい、断面が98×38で太さも十分なので折れる心配がなく、「うんてい」を作るにはおすすめです。
2×4の木材で作るのがおすすめです。
・パイプはステンレス。
パイプは手で握る部分なので、錆びにくいステンレスを選びました。
・設計通りの寸法でホームセンターで加工してもらう。
事前に計画した寸法を書き留めておき、ホームセンターで加工してもらいましょう。工具を持っている方は自分で加工しても問題ありません。
※柱・梁などはまとめて加工してもらい長さを揃えておくのがポイントです。
加工と注意点
・パイプの差込穴をあける。
パイプの差込穴は、どう加工したらいいのだろうか?穴を加工するには、ボアピットというとても優れたビットがあります。ボアビットφ25で穴をあける。
【世界の七田式!】35日完結バイリンガル英語脳プログラム<七田式>・電動工具はホームセンターで安く借りる。
IKEAで購入した電動ドライバーを持っていましたが、穴をあけるに力が足りなかったので、ユニディホームセンターに行って電動ドライバーを借りました。1日200円とても安かったです。(借りた電動ドライバーが良かったので、結局購入しました。)
・横架材とパイプを組む。
ホームセンターでパイプをカットしてもらい穴をあけた横架材に差し込むのですが、焦らずに落ち着いて一本ずつ差し込んで行きましょう。
※注意・・・ボアビットで深さを調整しながら組みましょう。穴の深さが足りない場合があるります。
・パイプが回らないように固定。
組み立てたところパイプがクルクル回るので上部からビスを揉んで回らないように固定しました。
組み立て
完成させる最後の段階に入りました。
①パイプ部分の組立て
まずパイプ部分を組み立てます。
次に、対向する側の木材の穴にもステンレスパイプを入れていきます。
ステンレスパイプの外径はφ25㎜で、木材側の穴もφ25㎜にたのですが、穴の大きさには余裕がありました。深さを調整するのに苦戦しました。
パイプ部分が完成ました。
②パイプ部分と柱部分の連結
最後は、個別に作ったパイプ部分と柱部分を連結させます。
パイプ部分を柱部分に連結するために、L字金具を使用しました。
金具を取り付けるときは、ドリルで下穴をあけた方が簡単にビスを揉むことができます。
③仕上げ
設計通り、柱の上に横架材がのる構造にでき、ズレ防止・強度補強の金物を取り付けたので、しっかりした「うんてい」が出来上がりました。
自分でもぶら下がってみましたが、全く問題ありません。
まとめ
我が家の「うんてい」が出来上がりました。
以前から「うんてい」を設置したく頭の中ではいろいろ考えていました。作り始めると朝にホームセンターへ材料を購入しにいって夕方には組み上がりました。
ボアビットでの穴あけは苦戦しましたが、1日でおおよそ組み上がりました。
パイプ部分の作成が難しかったです。少し余裕のある穴をあけて、上からビスを揉み固定する方法で余裕のある作業をオススメします。
早速、子供に遊ばせてみましたが、ぶら下がるのが精一杯でした。身近になることによって、「うんてい」が得意になってくれると嬉しいです。
※勉強机も作りました。
おまけ
うんていの階段の代わりに「ボルダリング」を取り付けてみました。
おわり